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Lotus Notes Basic 版クライアントをカスタマイズするために使用可能なオプション
Lotus NotesR では、プリファレンスを使用して、Lotus Notes が文書を自動保存する頻度の変更、Lotus Notes アプリケーションからの購読の確認、デフォルトフォントの変更、その他の多数の基本プリファレンスの変更を行えます。

IBMRLotus Notes クライアントの基本設定を含むプリファレンスを設定するには、[ファイル] -> [ユーザー] (Macintosh OS X ユーザーの場合: [Lotus Notes] -> [プリファレンス] -> [ユーザー]) をクリックします。

表1. 起動とシャットダウン、および表示セクション
設定説明 (チェックボックスを選択すると表示されます)
[アプリケーションを閉じるときにごみ箱を空にする (一定間隔で空にしていない場合)]メール以外のアプリケーションの [ごみ箱] フォルダを空にする頻度を 制御します。 メールの [ごみ箱] を空にする設定は、メールプリファレンス ([基本] タブ) から 行ってください。
自動保存の周期 (分)作業中の文書をローカルの暗号化アプリケーションに 自動保存して、停電やシステムクラッシュが発生した場合に作業内容を 復旧できるようにします。 文書を送信/保存または破棄すると、 その文書はローカルアプリケーションから削除されます。

注: アプリケーションで [自動保存] が 使用できるかどうかは、そのアプリケーションの開発者に任されています。

終了時にウィンドウステートを保存するLotus Notes を終了するたびに、 開いていたウィンドウタブがすべて、次のセッションのために保存されます。 Lotus Notes を起動するたびに特定のウィンドウタブのセットを表示するには、代わりに [ファイル] -> [ウィンドウの状態の保存] を使用してください。
ローカルアプリケーションフォルダLotus Notes のデータディレクトリ (Macintosh OS X ユーザーの場合はデータフォルダ) には、ローカルアプリケーション、ローカルアプリケーションテンプレート、bookmark.nsf ファイル、文書のソートやファイルの呼び出しに使用される情報を含む .cls (Country Language Services) ファイルが保存されます。

注: データディレクトリ ([データ] フォルダ) の ロケーションの変更は、次回に Lotus Notes を起動したときに 有効になります。

購読の確認購読を使用して、お気に入りの IBMLotus Notes アプリケーションの更新情報をリアルタイムに受け取れます。 購読の機能を使用するには、購読の確認を有効にする必要があります。
起動時に未読を検索するLotus Notes の起動時に、起動した Lotus Notes アプリケーションで未読文書の自動検索を実行し、未読文書があれば表示します。
定期ローカルエージェントの有効化Lotus Notes を起動するときに定期エージェントを実行します。 定期エージェント作成の対象となるタスクの一例が、 特定の文書をフォルダに移動することです。
デフォルトフォントLotus Notes の新規文書にデフォルトで使用されるフォントは、Serif、Sans Serif、 モノスペースフォント、多言語フォントの間で変更できます。

注: デフォルトのフォント設定を復旧するには、[デフォルトフォント] ダイアログボックスで [デフォルト] をクリックしてから [OK] をクリックします。

アイコンの色のスキームブックマークバーにあるアイコンの色のスキームを変更します。 システムカラーを クリックすると、ブックマークアイコンに、オペレーティングシステムのコントロールパネルで選択したカラー設定が 使用されます。
ブックマークアイコンのサイズブックマークバーと ブックマークフォルダにあるアイコンのサイズや、ブックマークフォルダにアイコンを表示するかどうかを 変更できます。

表2. 追加のオプションチェックリスト
設定選択したときの説明
プリビューペインで開いた文書を既読にするプリビューした文書に既読のマークが付きます。
インターネットの URL (http://...) をホットスポットにする文書を保存または送信すると、URL がクリックできるホットスポットに 変わります。
3D ワークスペースワークスペースに 3D の背景が追加されます。
右ボタンのダブルクリックでウィンドウを閉じるマウスの右ボタンをダブルクリックすると、Lotus Notes の現在のウィンドウが 閉じます。

注: この設定は Macintosh では使用できません。

Java™ アプレットを有効にするWeb ブラウザでページを開いたときに Java アプレットを 実行できるようにします。

注: この設定は Macintosh では使用できません。

JavaScript™ を有効にするWeb ブラウザでページを開いたときに JavaScript を 実行できるようにします。
JavaScript から Java へのアクセスを有効にするアプレットが CORBA バックエンドクラスを含めるように設定されている場合、Netscape から LiveConnect を実行できます。

注: この設定は、notes.ini での EnableLiveConnect(=1) の設定と同じです。

JavaScript のエラーダイアログを有効にするJavaScript にエラーがあるとダイアログボックスにエラーメッセージを表示します。アプレットが含まれている文書を表示している場合は、ダイアログボックスを終了する必要があります。 このオプションが選択されていない場合は、JavaScript のエラーはステータスバーにのみ表示されます。

注: この設定は、notes.ini での EnableJavaScriptErrorDialogs(=1) の設定と同じです。

Cookie を受け入れるCookie は、URL ログインデータを保存したり、以前に Web サイトにアクセスしたことがあることをそのサイトに知らせる場合に使用されます。
印刷要求をバックグラウンドのタスクとして実行する印刷がバックグラウンドで行われるため、負荷の高い印刷ジョブの間も 他の作業を続けることができます。

注: Mac OS X では、バックグラウンドでの印刷が常にオンに設定されています。 詳しくは、Mac OS のヘルプを参照してください。

ビューの更新をバックグラウンドタスクで無効にするビューの更新がフォアグラウンドで行われます。 ビューのサイズによっては、 これが作業の妨げになる場合もあります。
ビュー列のソートを保持する列のソート方向を (列の見出しで矢印をクリックして) 変更できる Lotus Notes アプリケーションに 適用されます。 例えば、最新のメッセージが常に一番上に表示されるようにメールをソートする場合や、連絡先を [ビジネス] 別にソートする場合に便利です。
256 色を使用するシステムで文書のイメージをディザリングするにはコンピュータの表示が 256 色の解像度に設定されているとき、イメージをディザリング (ピクセルのグループを識別して表示を滑らかにする) して表示を向上させることができます。

注: 256 色を超える設定がされているシステムでは、この設定はリストに表示されません。 この設定は Macintosh では使用できません。

MicrosoftR Office 97 の [送信] で Lotus Notes を有効にするMicrosoft Office アプリケーションの「Send To」コマンドが Notes メールを起動し、ファイルをメールの添付ファイルとして送信します。 Microsoft Office 97 か、Visual Basic などの特定の Microsoft アプリケーションがインストールされていると表示されます。 これより新しい Microsoft Office では、このオプションは必要ありません。
Web パレットを使用するWeb カラーパレット (256 色で、ほとんどのコンピュータで表示できます) を 使用します。
拡張アクセラレータ表示を有効にするキーボードアクセラレータ (Windows の [ALT] + キー) を使用して、ウィンドウのタブやアクションバーなどの画面上の要素を表示できます。

注: この設定は Macintosh では使用できません。

MIME 形式で保存するときの警告を有効にするインターネットで送信したいデータが MIME 形式に変換できない場合にメッセージが表示されます。
Unicode 表示を有効にする デフォルトのキーボードでは表示されない特殊文字を表示できるように します。 Unicode ベースの追加フォントを WindowsR のオペレーティングシステムにインストールする必要があります。 Lotus Notes では、5 種類の Monotype WorldType フォントを CD-ROM から直接インストールできます。

注: 使用できない場合、Lotus Notes はマシンのネイティブ文字セットを使用してテキストを表示します。

Macintosh ユーザーの場合: Unicode を使用できるのは、母国語の文字セットを使用している場合に限ります。 英語版 Macintosh システムの場合、Unicode はサポートされていません。

ウィンドウ メニューを表示[ウィンドウ] メニューが [アクション] メニューと [ヘルプ] メニューの間に表示されます。 このメニューを使用して開いているウィンドウに切り替えるか、[ウィンドウ] を選択して開いているウィンドウを管理します。

注: この設定は Macintosh では使用できません。

Web ブラウザのプリビューで CORBA (DIIOP) サーバーを実行するLotus Notes Client でデザインをプリビューする IBMLotus Domino Designer ユーザー向けのものです。 設計者が Web ブラウザで Lotus Notes アプリケーション (.nsf コンポーネント) の要素をプリビューすると、Lotus Domino Server の限定バージョンが起動し、その要素の結果を Web ページに表示します。 Lotus Notes フォームなどの要素に Java Notes クラスで作成された Java アプレットが含まれている場合、この設定を使用して CORBA (DIIOP) サーバーの限定バージョンも起動し、アプレットのクラスをサポートすることができます。

注: この設定は Macintosh では使用できません。

標準のダイアログボックスで表示するLotus Notes のカスタムアピアランスによるダイアログボックスではなく、 オペレーティングシステム標準のダイアログボックスが表示されます。

注: この設定は Macintosh では使用できません。

日付時刻の入力を厳密に評価するLotus Notes では、日付または時刻フィールドに入力される値の形式を 修正したり変更したりすることはありません。 この設定を有効にしておくと、ほとんどの場合、 精度が向上します。
インライン MIME イメージを添付ファイルとして表示するMIME メッセージのテキストで受信するイメージを添付ファイルとして表示できます。
MIME メールに対して埋め込みブラウザを無効にするシステムブラウザを使用して MIME メールを表示します。 この場合、Lotus Notes のデフォルトブラウザと比べてメールの表示状態はよくなりますが、正確な印刷やメールヘッダーの表示を行うことはできません。 また、システムブラウザを使用することにより、セキュリティの問題が発生する可能性もあります。
テキストの言語が指定されていないときにフォームの言語を使用する多言語アプリケーションに適用されます。指定していない言語のテキストは、 文書の作成に使用された形式で指定された言語に自動的に変換されます。

注: 文書の言語を指定するには、Domino Designer クライアントが必要です。

vCard ファイルで Lotus Notes を起動する vCard (.vcf) ファイルをダブルクリックすると、Lotus Notes が 起動します。 Lotus Notes を起動していない場合は、ダブルクリックすると Lotus Notes が起動し、連絡先の [連絡先] ビューを開きます。 Lotus Notes が起動している場合は、ダブルクリックすると、連絡先が開くか、または連絡先がすでに開いている場合には、ウィンドウタブに切り替わります。 連絡先で、[vCard ファイルのユーザー] ダイアログボックスが開き、指定のファイルが表示されるので、ファイルの連絡先を連絡先に追加できます。

注: この設定は Macintosh では使用できません。

アドレスバーでインラインオートコンプリートを使用するツールバーの [アドレス] ボックスに文字を入力すると、以前に入力したエントリに基づいて、 URL が自動的に入力されます。 1 文字を入力すると、その文字で始まるすべての URL がリストされます。
起動時のロケーションを確認するLotus Notes の起動時に、ロケーションを確認するプロンプトが出されます。

注: この設定が表示されるのは、Lotus Notes のインストール時にカスタム機能の [クライアントシングルログオン] をクリックした場合だけです。

読み込み専用の文書で [Tab] キーを移動に使用する[Tab] キーを使用して読み込み専用文書内のオブジェクト (リンクされたテキスト、ホットスポット、文書リンクなど) からオブジェクトへ移動できます。 ただし、文書を読むときに [Tab] キーを使用して、ビューの次の文書に移動できません。

注: この設定を有効にするには、Lotus Notes を再起動する必要があります。

アクセシビリティキーボードナビゲーションを使用する上下の方向矢印を無効にし、[Tab] キーを有効にして、編集モードで文書内のフィールドからフィールドに移動できます。 編集可能なリッチテキストフィールドのように [Tab] キーがフィールドのキーストロークである場合、方向キーで次のフィールドに移動できます。
LotusScriptR デバッガのブレークポイントを保持するアプリケーションで LotusScript を作成する Lotus Domino の設計者が 対象です。 すべてのブレークポイント設定を LotusScript に保存できるので、次にスクリプトをデバッグするときに同じ設定を使用できます。

注: この設定は Macintosh では使用できません。

システムカラーを使用する可能な場合に、Lotus Notes のユーザーインターフェースの色を MicrosoftWindows の [コントロール パネル] -> [画面] -> [デスクトップ] で指定したスキームの色に一致させます。

Lotus Notes ユーザーインターフェースは、実際は、スキームの部分よりも多くの色を表示する場合があるため、ハイコントラストスキーム以外では、Lotus Notes での表示が見にくくなることもあります。

注: この設定は Macintosh では使用できません。

ビューでアイコンポップアップヘルプを有効にするメール、カレンダー、タスクのビューとフォルダ内のアイコンをポイントしたときの ポップアップヘルプを有効にします。
印刷時に [名前] フィールドの内容を展開するメールエントリまたはカレンダーエントリを印刷するときに、[宛先:] フィールドまたは [cc:] フィールド全体の内容を印刷します。デフォルトでは、3 行までという 制限があります。

注: [印刷プリビュー] では、[宛先:] フィールドまたは [cc:] フィールドに実際に印刷される行数が表示されます。

現在のページの印刷プリビューの開始印刷プリビューを選択したときに、常に現在のページからプリビューが始まります。
検索バーの表示に Lotus Notes (非 Web) のクエリー構文を使用する検索問い合わせで複数の単語を入力すると、 順序に関係なくそれらの単語を含む文書が表示されるのではなく、 [検索] フィールドに入力された順序で完全に一致する語句を含む文書が表示されます (単語を 引用符で囲んだ場合と同じです)。
ショートカットをファイルとして添付して、添付ファイルの保存時にショートカットの参照先をファイルとして扱う添付ファイルの作成と保存に適用されます。 [添付ファイルの作成] ダイアログボックスでショートカットファイル (.lnk) を選択すると、 ショートカット (リンク) ではなく、そのファイルが参照する完全なファイルが添付されます。 添付ファイルの保存時に保管場所として選択されたショートカットは、完全なファイルと同様に扱われます。この場合、保存されたファイルで上書きされるのはショートカットです (ショートカットの参照先のファイルロケーションが上書きされるのではありません)。

注: この設定は、Windows オペレーティングシステム上で実行されている Lotus Notes Client だけに適用されます。

文書に貼り付けたイメージを圧縮する文書に貼り付けたイメージを自動的に圧縮します。 Lotus Notes 文書に呼び出される ビットマップ (.bmp) イメージは圧縮されます。 Lotus Notes 文書に貼り付けられる ビットマップイメージは、 .gif フォーマットか .jpg フォーマットに変換されます。
すべての文書を既読あるいは未読としてマークするときに確認しないLotus Notes のすべての文書を既読または未読としてマークするように 選択したときに、続行するかどうかを確認されません。
ウィンドウタブをすべて閉じるときに、メッセージを表示しないすべてのウィンドウタブを閉じる メニューコマンドをクリックしたときに、続行するかどうかを確認されません。
終了時にプロンプトを表示しない Lotus Notes、Lotus Domino Administrator、または Lotus Domino Designer の クライアントを終了する前に、本当に終了してよいかどうかを確認されません。
添付ファイルを編集した文書を閉じるときに、メッセージを表示しないLotus Notes 文書の添付ファイルを編集後、 その文書を閉じるときに、戻って添付文書の変更を保存するかどうかを 確認されません。
添付ファイルを編集した文書を転送するときに、メッセージを表示しないLotus Notes 文書の添付ファイルを編集後、 その文書を転送するときに、戻って添付文書の変更を保存するかどうかを 確認されません。

表3. 追加のオプションチェックリストの下にあるフィールド
設定選択したときの説明
ログアウト (Lotus Notes ディスプレイの ロック) - 90 分一定時間操作が実行されなかった場合にユーザー ID をロックすることができます。 ユーザー ID をロックすると、画面が自動的にクリアされるので、誰も Lotus Notes ウィンドウを見ることはできなくなります。 Lotus Notes を実行したままコンピュータから離れても、データを確実に保護することができます。 また、ユーザー ID をロックすると、Instant Messaging のステータスが [応答可] から [離席中] に変わります。

注: ユーザー ID のロックを解除するには、[Enter] キーを押して、パスワードを求めるプロンプトにパスワードを入力します。 パスワードを入力すると、Lotus Notes の画面のロックは解除されます。


親トピック: Lotus Notes Client をカスタマイズする方法

関連概念
プリファレンス
データを保護する