データを保護する
自分のユーザー ID で保存されているすべての証明書を表示するには、[ファイル] -> [セキュリティ] -> [ユーザーセキュリティ] (Macintosh OS X ユーザーの場合: [Lotus Notes] -> [セキュリティ] -> [ユーザーセキュリティ]) を選択し、[ユーザー情報] -> [認証] をクリックします。
Lotus Notes 認証とは
企業のメールサーバーまたは HR サーバーとして使用されている IBMRLotus Domino Server にアクセスするときには、ユーザーがそのサーバーに対して自分自身を証明し、サーバーがユーザーを識別するための認証が必要です。
IBMLotus Notes R5 およびそれ以降の Lotus Notes 認証は階層付きの名称を使用するため、認証機関名は認証名の一部に含まれます。 認証機関 (CA) は、ユーザーの認証を作成し、発行する機関です。 例えば、認証名は Joe User/ACME のようになります。この場合、Joe User はユーザー名で、ACME は CA の名称です。
ユーザー ID に保存できる Lotus Notes 認証は 3 種類あります。
SSL 接続が必要なセキュアな Web サイト (例えば www.verisign.com で、アドレスの前にある HTTP の後ろに「S」が追加される) にアクセスするとき、またはインターネットを経由して暗号化したメールや署名付きのメールを送信するときには、インターネット証明書が必要です。通常、インターネット証明書は、Netscape や Internet Explorer などの Web ブラウザに保存されますが、ユーザー ID に保存して、Lotus Notes ブラウザや Lotus Notes メールで使用することもできます。 インターネット証明書には、電子メールアドレスが含まれることもあります。 インターネット証明書の名称は長いため、Lotus Notes では、誰に対する認証であるかが、短い形式の電子メールアドレスで表示されます。 電子メールアドレスで名称を表示できない場合には、インターネット証明書の名称の一部が表示されます。 例えば、CN=ACME Internet CA/O=ACME/S=MASS/C=US といったインターネット証明書だとします。 Lotus Notes では「ACME Internet CA」の部分が名称として表示されます。
パーソナルインターネット証明書と関連付けられている名称全体を表示する必要がある場合、[ファイル] -> [セキュリティ] -> [ユーザーセキュリティ] (Macintosh OS X ユーザーの場合: [Lotus Notes] -> [セキュリティ] -> [ユーザーセキュリティ]) を選択します。次に [ユーザー情報] -> [認証] をクリックし、ドロップダウンリストから [インターネット証明書] を選択し、[拡張オプション] ボタンをクリックします。 ほかのユーザーのインターネット証明書について詳しくは、「ユーザーやサービスの認証」を参照してください。
インターネット証明書は、インターネット多目的認証として Lotus Notes に認識されます。 Lotus Notes では、この種の認証が、Lotus Notes ブラウザを使用したセキュアな Web ページへのアクセス、インターネット形式の Lotus Notes メール (S/MIME) を使用したセキュアなメールの送受信、および Secure Socket Layer (SSL) 接続を使用したインターネットサービスへのセキュアな接続を実現するために使用されます。
注: SMIME メールのデフォルトの署名用証明書として指定されたインターネット証明書の場合、証明書の名前の横にあるアイコンにチェックマークが付きます。
注: Lotus Notes 認証とは異なり、1 つのインターネット証明書を使用して、暗号化するメッセージやほかのインターネット証明書に署名できます。 詳しくは、「暗号化と署名に複数のインターネット証明書を使用する」を参照してください。
関連概念 Lotus Notes のユーザー ID とその保存方法 ユーザーやサービスの認証 認証機関と発行される認証 ID ファイルの認証
関連タスク 期限が切れる前に Lotus Notes 認証を更新する インターネット証明書を要求する